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第四回 「フェラホール」

 

 

■ まんこと顔を切り離せ

アダルトグッズは基本的に部分偏愛である。オナホールは膣だけ、ディルドはちんこだけを訴求してみせる。

オナホは膣だけだから、使う場合は画面上のオカズを別途用意し、目は画面、股間にオナホを合わせるという分離スタイルとなる。分離されていることへの不満は語られることがない。むしろそれが自然な使い方として定着している。

たとえば全身まるごとのラブドールと交わっていても、見るのはもっぱらドールの顔だ。挿入部をマジマジと見ながらすることは、まずない。だいたい、等身大の相手に身体を重ねるほど近づいたら、全身を見るのは無理だ。

人間の目は、写真レンズに喩えるなら広角レンズではなく、むしろ中望遠マクロに近い。だからぎゅっと抱きついたら、顔やおっぱい、まんこといったパーツしか見えなくなる。まんこに挿入して性感を味わいつつ、アヘ顔を鑑賞する。これ重要。

やはり、アダルトグッズは部分偏愛で正しいのだ。

そしてオカズたるエロ動画の役割は、実際にセックスするとパーツしか見えなくなる女体を、強制的に引いた視点で見せるところにある。

画面に映るのは、気持ちよさを度外視した、見せるためのめんどくさいセックス。背面座位シーンが典型だ。男優は女優の顔すら見ることができず、また観客の投影対象にすらされていない。画面に女優の全身を収めることを最優先したフォーマットだ。

逆に結合部のアップが好きでも、自分の結合部を超接写で見るのは背骨に負担がかかる。だからオカズという記録物にして、自在な「神の視点」で抜くのだ。

しかし、フェラホールの場合は挿入先が顔面。事態はさらにややこしくなる。

「人形は顔が命」とは節句人形のキャッチフレーズだが、セックス人形においても同じく顔が命だ。一目惚れさせるほど顔の出来が良ければ、他の部分に粗があろうとたいした問題にはならない。

フェラされる男が見つめる先は何か? まんこに挿入する場合と同じく、やはり顔なのだ。フェラしている顔そのもの。ひょっとこ顔だって愛らしいじゃないか。

だから、アナルホールよりも根深い問題を背負っている。とかく求められるルックス、スペックに折り合いが付けにくい。

まず、大型ケツ型オナホと同じ発想で、頭部まるごとを作った例を見てみよう。

 

キャンディフェイス
キャンディフェイス(トイズサカイ、2012年)は、オナホ素材で出来た等身大の頭である。
死体感を否めない、上級者向けの製品に仕上がった。

 

訓練されていない一般人にとっては正直「気持ち悪い」としか感じられないのではないだろうか。もちろん、死体には死体の甘美さというのもある。この感覚は、ラブドールと同じだ。生首が転がっている状態は戦場ではじゅうぶんあり得ることで、膣を切り取ったオナホとは訳が違う。

あるいは、この状態で生活を共にするような、恋愛シミュレーションゲーム「TOMAK」のような設定が付けられればワンチャンあったのだろうか? ワタシなら企画段階で再考を求めるけども。

 

■ 口ならではの機能性を追求

キャンディフェイスから学べるのは、実写モチーフで頭部まるごとはヤバいということだ。ドールのように同居感を楽しむにもデフォルメが中途半端で、違和感があった。二次元キャラなら生首でもまだ可能性がある。

ただし、上級者向けになることは織り込んだ上での冒険だっただろう。オナホールの入り口を陰唇の代わりに口唇にしただけのフェラホールなら、昔の「セーラーちゃん」シリーズにもあった。もっとも、内部構造はいつも通りのネジヒダである。本気でフェラが好きなユーザーは納得しない。

リアルな顔は気持ち悪さが出るけれど、ちんちんの感触はリアルにしたい。開発者はこの矛盾に悩まされる。

フェラは電動オナマシンの重要なテーマでもある。ローリングフェラボンバー(日暮里ギフト、2004年)は2013年でも現行商品というロングセラーだ。まんこと違って舌は動く。なるほど、電動の出番だ。

 

ローリングフェラボンバー舌としてくねる小型のバイブが仕込まれていて、口の中に収められた構造。亀頭周囲を舐め回す人間離れした攻め技がウリ。回転刺激はその後、見た目よりパワー重視のサイクロン機に発展していくのだがまた別の機会に。

 

外観は鼻から顎まで、頭下半分で切り取ることが業界標準となっている。目を省略すれば抽象的になって、かわいいかどうかもあやふやにごまかせる。髪を造形するかウイッグにするか悩んだりすることもない。

口の内部構造は、まんこと違って締め付けないように広い空間を確保し、固めの素材を使い、広くザラザラした舌面を備えると良い。実際の舌はよく動くし、女性の意思で強烈にバキュームもできる。それをうまく再現することだ。

この点、極フェラ(エーワン、2011年)は無電動のフェラホールとして上等に商品化し、2013年8月現在、第3弾までシリーズ化されている。

 

極フェラこちらは第一弾。リアルな舌の造形が特徴。第二弾はノド感覚、
第三弾は口閉じ
ギミックなどそれぞれ個性がある。

 

2011年は本格フェラホールの当たり年だったようで、韓国からは硬質部品を使い、手動でバキューム操作が可能なオナニー器具が紹介された。HEPSKINSEY(HEPS、2011年)である。

 

HEPS_KINSEY_1

HEPS_KINSEY_2「ライバルは人間」というキャッチコピーでフェラ能力の高さを訴求。ホールに
硬質の外殻を付けて圧迫、バキュームさせるアイディアは、TENGAのフリップ
ホール(2007年)にも見ることができる。

 

HEPS KINSEYは真面目に作られた分、高額な商品となった。それだけの価値のある器具なのだが、経済が疲弊した日本市場では安価で単純な従来構造のフェラホが好まれ、あまり普及していない。オナホ界ではある意味、ガラパゴス家電の逆図式が起こっているのだろう。ワタシ個人の意見としては、もっと今までにない複雑なオナホを作りたいし、受け入れてもらいたいけれど。

 

  • 告知

 

  • ホットパワーズから2013年8月に発売される新作オナホ「みなさんはじめましてのホッパッピ~☆みくらですぅ\(^o^)/」に器具田研究所が制作参加しました! ヨロチクネ!!
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  • 10/25新宿ロフトプラスワンでイベント「オナホ超会議」があります。各オナホメーカーとともに器具田研究所も出演します。思想信条、メーカー、ユーザーの垣根を超えまくって、とりあえず楽しく飲もうぜ的な会です。オナホクラスタよ!語り飲もうぞ!! 詳細はhttp://www.hotpowers.jp/tyuuou-top/ibento/part16.htm

 

器具田こする教授
ラブドールとオナホールのR&Dアートユニット「器具田研究所」を運営。メーカーへのアドバイスや技術協力といった説明のしにくい業務でオナニー業界の異常進化を支えている。http://www.kiguda.net/

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