第三回 「死者でシコれるか」
日本の音楽ファンは国民性なのか、好きなミュージシャンのプロフィール、趣味嗜好などを細かく知りたがる人が多く、海外のミュージシャンに「日本人はそんなことまで知りたがるのか?」と驚かれることが多いそうだ。
この傾向はシコる対象にも発揮されるように思える。週刊誌のグラビアを見れば、プロフィールを確認するし、ネットで美女の画像が貼られれば、誰?誰?とプロフィールを知ろうとする。
今何才で、何県出身でスリーサイズがいくつで・・・と知ったところで、お近づきになれるわけでもないが、知っていたほうがなんとなく身近になったような感じがして、シコり方にも気合いが入り、より気持ちいい・・・ような気がする。
但し、シコるのには想像力を必要とするので、自分とヤっているところを想像できないような相手ではシコりづらい。
ミランダ・カーは美しいが、あまりにも住む世界が違いすぎて、イベント中にハプニングでおっぱい丸出しになった時の写真を週刊誌で見ても、購買意欲もシコる意欲も湧かなかった。
知り得た情報がシコるのを邪魔することもある。
ここ数年、週刊誌上で、女優やアイドルの過去のグラビアを再掲する特集をよく見かける。
中には過去にシコった写真もあるが、「よしっ、今日は久しぶりにこれでシコろう!」とはならず、「この人もう子供3人産んだオバさんなんだよなぁ」など、シコらない理由がすぐに頭をよぎる。
先日、夏目雅子さんのキャンペーンガール時代のビキニ姿が載っていた。
映画「鬼龍院花子の生涯」で仲代達矢におっぱい吸われてる場面でシコったことはあるが、死んじゃってるしなぁ・・・ということで、すでに故人になっている方もシコりづらい。
異なる世界に旅立たれた相手に畏怖の念を抱きながらシコるのは困難だ。
以前、エロ本の整理をしていたら、ZARDの坂井泉水さんが、まだ無名のレースクイーン時代にハイレグから豪快にハミ毛をしている投稿写真が掲載されていて狂喜したが、あれはどこにしまったかな・・・と思っているうちにお亡くなりになってしまった。
死因に事故説や自殺説もあることが、探す気力を失わせる。
先日、女子高生が元交際相手にストーカー行為の上に殺害され、容疑者が凶行前に彼女の裸や性行為中の画像、動画をアップロードしていたことから、ネット上は騒然となった。
話題になった時には既に削除済みだったが、被害者が大変な美マンの持ち主だったということで、何とか入手できないものかと騒ぎに拍車がかかっていた。
多くの人が、死者でシコることの是非について考えさせられたのではないか。
「人は皆、いつかは死にますから自分は平気です。シコれます」
こんな人もいるかもしれないし、ある意味タフな男といえなくもないが、何らかのトラブルを起こすような気がするので、私が採用担当者なら見送りたい相手だ。
岡田有希子さんの水着姿やパンチラ画像は、今やネットで容易に手に入るが、見ても悲しい気持ちになり、シコる気持ちにならないし、坂井泉水さんのセミヌードもある写真集は一時期15万円の高値がついていたが、これもネットで画像が入手しやすくなったとはいえ、1万円台にまで値下がりしていた。
亡くなったことで15万円払ってまでシコりたい人がいなくなってしまったのだ。
やはり自殺や殺人は絶対にしてはならない。
ツイート
- 殿方充
- 芸人。「浅草お兄さん会」第6代チャンピオン。「下ー1グランプリ」第1回、第3回優勝。4才よりオナニーを継続中。
竿に訊け記事一覧
- 第一回 「私のネタ作り」
- 第二回 「外でシコる」
- 第三回 「死者でシコれるか」
- 第四回 「偽装問題」
- 第五回 「人間に生まれて」
- 第六回 「息子がシコりまくっていたら」
- 第七回 「乳を吸うのはかっこ悪い?」
- 第八回 「Facebook」
- 第九回 「女に生まれ変わったら」
- 第十回 「シャブSEX」
- 第11回 「ワールドカップ」
- 第12回 「夏場は特にお気をつけください」
- 第13回 「ここにキスして」
- 第14回 「心霊写真」
- 第15回 「抜き差しならない」
- 第16回 「マンコ」
- 第17回 「ニュース」
- 第18回 「細い脚」
- 第19回 「マン毛」
- 第20回 「娘がヤリマンだったら」
- 第二十一回 「オナニー」
- 第二十二回 「ヘヴィメタル」
- 第二十三回 「便意」
- 第二十四回 「妄想SEX」
- 第二十五回 「報道被害」
- 第二十六回 「春画」
- 第二十七回 「夢精」
- 第二十八回 「再生」
- 第二十九回 「抱負」
- 第三十回 「ベッキー」
- 第三十一回 「猫を飼う前に」
- 第三十二回 「肛門は舐めているか」
- 第三十三回 「メタルレジスタンス」
- 第三十四回 「包茎」
- 第三十五回 「チーム紹介」
- 第三十六回 「AV出演強要」
- 第三十七回 「健康診断」
- 第三十八回 「進化」
- 第三十九回 「コブクロの小さいほう」
- 第四十回 「物忘れ」
- 第四十一回 「クビを宣告された男達の妻達」
- 第四十二回 「狩野英孝」
- 第四十三回 「出家」
- 第四十四回 「アルファルファ」
- 第四十五回 「イタリアの猫」
カチカチ丘コラム一覧
- ヘッジファンドに情報を売る男
- 今夜、すべてのクロッチを
- 瞑想サウナ
- 竹光殺法じゅて~むで候
- オナホール戦記W
- 伊藤MILK!
- 日本の沼
- それイけ! チンチンカモカモ
- 復活!日本ミニスカ倶楽部
- ナマ漫画
- 竿に訊け
- 爆発映画のススメ
- なぜ中年男性が女子小中学生~
- 第一回 「綿100%、ピコレース付きの純白パンツ」
- 第二回 「3年間同棲した彼女のパンツ」
- 第三回 「あいだゆあのピンクのTバック」
- 第四回 「アメコミ風の柄が一面に描かれた派手なパンツ」:前編
- 第五回 「アメコミ風の柄が一面に描かれた派手なパンツ」:後編
- 第六回 「囮の妻のパンツ」
- 第七回 「私的パンティジャケットベスト10」
- 第八回 「さくらのパンティ」
- 第九回 「恋のシュビドゥパンツ」
- 第十回 「地球の裏側のパンツ泥棒事情」
- 第十一回 「好きなコはできた」
- 第十二回 『The Times They Are a-Changin’(時代は変る)』
- 第十三回 「Too Much Panty Business」
- 第十四回 「コロナ鬱とコロナ躁」
- 第一回 「あこがれのセーラーちゃん」
- 第二回 「セックスの世界観」
- 第三回 「ぴことちこ」「さとあな」
- 第四回 「フェラホール」
- 第五回 「オナホ女子のオナホ女子会(1/5)」
- 第六回 「オナホ女子のオナホ女子会(2/5)」
- 第七回 「オナホ女子のオナホ女子会(3/5)」
- 第八回 「オナホ女子のオナホ女子会(4/5)」
- 第九回 「オナホ女子のオナホ女子会(5/5)」
- 第十回 「オナホ超飲み会現場レポート」
- 第十一回 「ジ・オナホポエム 〜 オナホパッケにおける文章の力」
- 第十二回 「パロディホール」
- 第十三回 「第二部 序文」
- 第十四回 「皮オナ期のちんちんへ」
- 第十五回 「奨学金をオナホにつぎ込んだエロ大学生」
- 第十六回 「NASAの最先端無毛ツルツルまんこ」
- 第十七回 「ハルミデザインズとアメリカ製Real Dollのラブドール」
- 第十八回 「ココナツオナホ」
- 第十九回 「オナーパンツ」
- 第二十回 「家電でオナマシン【GuWOOO】」
- 第二十一回 「コバヤシ君」
- 第二十二回特別編 「器具田教授に17の質問」
- 第二十三回 「アダルトVRフェスタ」
- 第一回 「マリークワントとツィッギー」
- 第二回 「麻生真美子」
- 第三回 「皇太子ご成婚報道パンチラ 田丸美寿々」
- 第四回 「スカイマークのミニスカ制服」
- 第五回 「キャサリン妃、至る所で捲れ上がるスカート」
- 第六回 「熟女ミニスカ推進派の星、 NHKアナ有働由美子、再び勝負しろ」
- 第七回 「美脚パンチラの闘士、米倉涼子 期待を裏切らない超ミニ・パンチラ」
- 第八回 「元宝塚、和央ようか46歳、 先輩女優を凌駕する 貫禄の激烈ミニ&悩殺パンチラ」
- 第九回 「菜々緒、プールでビキニのお約束ポーズよりも数倍エッチに悩殺、ビキニとミニスカのコラボ」
- 第十回 「2014年ミス・インターナショナル世界大会は日本で開催」
- 第十一回 「真矢みき・50歳偉丈夫が繰り出した切り札パンチラ」
- 第十二回 「テレ朝のエース候補だった才色兼備の女子アナ 野村真季の残念な凋落」
- 第十三回 「元ヤンキー、佐々木希はパンチラを捨て ダイコン女優から演技派に開眼か!?」
- 第十四回 「吉瀬美智子 40歳で取材記者騒然の超ミニ・パンチラなのに翌日は報道規制の圧力で地味写真ばかり」
- 第十五回 「おいおい、台湾で開催されるモーターショーはとんでもないことになってるぞ」
- 第十六回 「かとうれいこ一日署長が魅せた熟れたミニスカ」
- 第十七回 「片瀬那奈、NHKドラマ会見でパンチラ勃発もネット画像で広まった写真は皆無…の謎」
- 第十八回 「フジテレビの女帝、乳出し熟女アナ阿部智代 遂にアナウンサー復帰ならず、引退」
- 第十九回 「さすが五輪招致の功労者、鉄壁の防御でこれが限界か、滝川クリステル」
- 第二十回 「あの上昇志向の塊、皆藤愛子がお堅い番組に超ミニ出演でパンチラ」
- 第二十一回 「フリーアナウンサー美馬怜子 武豊に仕掛けたハニートラップ策略 世間にバレバレ、非難のド壷」
- 第二十二回 「清純演技派の石田ゆり子にこの翳りの透けるエロパンティを 穿かせたのは誰だ…」
- 第二十三回 「祝!北川景子、ご結婚パンチラ 共演者キラーの勲章を返上」
- 第二十四回 「歌姫・浜崎あゆみ、チラリどころかテレビ史上最大のパンティ面積を公開」
- 第二十五回 「小林麻耶、36歳のブリッコ超ミニ・熱烈応援」
- 第二十六回 「長澤まさみ、伊勢谷友介と破局で 再びミニスカ魂に火が着いた!」
- 第二十七回 「2016世相ブラ発表 あまりにも下半身がなおざりですよ」
- 第二十八回 「アメリカのアイスホッケーは肉弾戦だが試合途中の氷上整備は超ミニで息抜き」
- 第二十九回 「伊勢谷友介と破局してから やっぱりエロ全開の長澤まさみ」
- 第三十回 「ザイナ・ドリディと三田佳子」
- 第一回 「私のネタ作り」
- 第二回 「外でシコる」
- 第三回 「死者でシコれるか」
- 第四回 「偽装問題」
- 第五回 「人間に生まれて」
- 第六回 「息子がシコりまくっていたら」
- 第七回 「乳を吸うのはかっこ悪い?」
- 第八回 「Facebook」
- 第九回 「女に生まれ変わったら」
- 第十回 「シャブSEX」
- 第11回 「ワールドカップ」
- 第12回 「夏場は特にお気をつけください」
- 第13回 「ここにキスして」
- 第14回 「心霊写真」
- 第15回 「抜き差しならない」
- 第16回 「マンコ」
- 第17回 「ニュース」
- 第18回 「細い脚」
- 第19回 「マン毛」
- 第20回 「娘がヤリマンだったら」
- 第二十一回 「オナニー」
- 第二十二回 「ヘヴィメタル」
- 第二十三回 「便意」
- 第二十四回 「妄想SEX」
- 第二十五回 「報道被害」
- 第二十六回 「春画」
- 第二十七回 「夢精」
- 第二十八回 「再生」
- 第二十九回 「抱負」
- 第三十回 「ベッキー」