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第十七回 「ハルミデザインズとアメリカ製Real Dollのラブドール」

 

 

■ ロリータラブドールの出現、その楽しみ方

1990年くらいまでは、商品化された性交人形のほとんどが空気風船タイプだった。見た目のクォリティはひどいもので、口をぽっかり開けたフェラ顔 と、「小さく前へ倣え」のポーズは大衆の脳裏に強烈に焼き付いたものだ。アレに一目惚れする人は相当なマニアだろうし、もの悲しい代用品のイメージが漂う。実用性よりパーティジョーク用である。

「ダッチワイフ」は、性交人形の中でもあの旧タイプを指すようになった。ダッチワイフって、直訳したらオランダ妻だからね。政治的に正しくないっていうか、日本のアダルト界にオランダをdisる背景なんか無いのに。

その空気風船式に対して、人間により近い形状のスポンジ製、ソフビ製性交人形が市場に投入され始めたのが1990年頃。写真の撮り方によっては「愛せる」ルックスになってきた。

それらはダッチワイフと区別して、愛せる人形、「ラブドール」と呼ばれるようになった。アパートとマンションのような日本固有の呼び分けである。

その中、1980年代後半から雑誌宣伝を多く打って成功したのがハルミデザインズだ。スポンジ製で16歳設定の「さちこ」が大ヒット。風船では出せない造形、まともな抱き心地、貧乏リーマンでも半年のお小遣い程度で買える価格設定。当時のオナニストの「あったらいいな」にすっぽりハマった。

ロリコン雑誌のライターであるワタシは、16歳は惜しいな、と不満だった。そりゃ、大量に売れる年齢はハイティーンからだろう。圧倒的に正しい。だがこういう性交人形は、もっと許されない少女愛にこそ向けられるべきだ。

ワタシは表敬の意味で資料請求した。ついでに「小学生タイプがあればいいのに」と書き添えて送ってみたところ、なんと「開発中です。来月発売します」との返事が来た。

なんてことだ。この会社、まだまだニーズをすくい上げてくれる!

予告通り発表されたのは、小学校低学年タイプの「ゆうこ」(後に高学年タイプ「ようこ」も作られる)。当然、即注文したし、雑誌記事にも書いた。

送られてきた「ゆうこ」は、限定特別サービスと称してメイクが施されていた。これ、サービスというよりカタログ撮影で使われたものじゃないかな あ。

 

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ドールの造形も当時にしては素晴らしいものだったが、専用ホール「ニューラブホール」は非常に評判が良かった。オナホールの素材がソフビから置き換わって間もない頃だ。当時の有力オナホは他に東京名器物語、ハニーラブシリーズがあり、ともに現在でも継続販売されている超ロングセラー。どれも人形装着に適したサイズである。ブランドが確立され、値崩れしていな い。

ハルミデザインズのHP
http://www.harumi-d.com/i-07/loveholes-info-j.htm

 

ワタシはこの「ゆうこ」で、オナホは《性行為時空と現実を結ぶ扉》だと学んだ。手持ちで使うのとは意味が違う。人形に組み込めば、その行為はもはやオナニーではなくセックスなのだ。

なにしろ等身大のリアリティである。低学年のゆうこはたしか身長120cm。自分の胸の高さしかない。なのに、セックスの相手を立派に務めてくれる。

そこから考えを進めて、現実の街中で幼女を見かけるとする。背後にそっと近づいて、自分の胸の辺りを基準とし、彼女の身長が120cmあるかどうかを計ってみる。120cmあったら、彼女もまたSEX可能である。可能でありながら、現実の幼さを目の当たりにする。こんなに幼いのに、可能なのだ。

「可能! 可能!」と念じながら街中で幼女の背後に立ち、自分の胸を水平チョップする危険な香りのする漢――それが1995年のワタシであった。

多くのユーザーは理想が先にあって「ドールは身長○○○cmのタイプが欲しい」と考えるが、このように現実を外に出し、逆に考えるとすごく興奮するのでオススメだ。

 

さて以前述べたように、オナホ単品のマーケットではサイズ勝負、グラム単価勝負に陥っている。対して人形装着用オナホは適正サイズが決まってい る。大きくできないし安くもできない。

人形屋はその制約の中で質感を高め、人形に魂を移すような使用感、胸水平チョップ級の現実侵食感を訴求、手持ち汎用オナホと差別化を図る。オナホ屋も低コストを武器に、人形市場へ乗り込んでくる。

現在は人形をオナホ固定具として割り切って、造形を省いた製品が幅を利かせているが、真に不況を脱した暁にはクォリティの高いドールに再び脚光が集まるだろう。

 

■ アメリカからの刺客、税関で割礼される

同時期(1995年頃)、アメリカではシリコーンゴムによる等身大人形が作られ始めた。

アビスクリエーション社の「Real Doll」(以下、リアルドール)である。

 

 

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トップページの肉感はさすがアメリカ。販売されているドールにはどことなく昨今のセレブの面影も。
https://www.realdoll.com/

 

蝋人形並みの精密さで、柔らかな肉感を兼ね備え、ポーズも可動。
一般人には手が出ないほど高価だけれど、フィクションの世界にしかなかった夢の商品が、金を積めば買える。
これは画期的な出来事で、高感度なオタクやサブカル者は熱狂したものだ。
リアルドールは美術品の文脈で語られるほどの高評価を得て、世界中に広まっていった。

このリアルドールに追随し、日本でもオリエント工業、ユニゾン、LEVEL- D、4Woodsなどのメーカーがシリコーンラブドールを製造、1995年から2005年までの10年はドール業界が跳躍した時期であった。

 

その業界を盛り上げたラブドール専門誌の名物編集長、Kの話を再びさせていただこう。

彼は当時普及し始めたアダルトCD-ROM(DVDではない)や、アメリカのセックス玩具を記事にするため、現地に取材に飛ぶこともあった。アダルト展示会を見て、その後アメリカ大陸をクルマでぶっ飛ばし、田舎の小売店で品揃えをチェックするのだ。
当時の出版業界には、それだけの予算があったのだ。編集長すごい。

リアルドールの衝撃は、前回の型取りマンコの話から間もないタイミングで伝わってきた。

Kは「またアメリカか」「さすがポルノ大国だ」と感心した様子。肉食バカと揶揄もするけれど、彼は強く海外を志向していた。

しばらくして、彼は打ち合わせと称してワタシを自宅に招いた。編集部にほど近い、メゾネットタイプのバブリーなマンションだった。編集長すごい。
その広いLDKに置かれた大きなソファに、リアルドールが鎮座していた。
個人輸入したのだという。「やはり仕事としても買っておかねばね」と言うが、日本円にして100万円以上はする品だ。等身大で送料もバカにならないだろう。
いや、金銭感覚が庶民とは違う編集長様だ。値段に触れるヤボは控えよう。
ワタシは「セックスの実用性はどうですか」と聞いてみた。
「いや、まだ使ってないよ。というか使い物にならないと思うね。それより問題があってさ」
Kはリアルドールのドレスをはだけさせ、股間を露出させた。
見ると、股間はズタズタに切り刻まれた無惨な状態。

東京港に着荷した後、税関でストップされてしまったのだという。
Kは税関から呼び出され、「あなた宛の荷物は猥褻物に当たる。このままでは送り返すか廃棄しなければならない。もしくは猥褻物たらしめている部分をあなた自身で除去しなさい」と迫られた。
税関には個人の持ち物を損壊する権限はない。自らの手で下せというわけ だ。

そう、リアルドールは高級美術品。股間にドカ穴があってオナホを着脱するような無粋な仕様ではない。人間と同じ、マンコ一体型だったのだ。

結局、100万円以上払って輸入した新品のリアルドールの股間を、顔と同じくらい重要な部分であるマンコを、自宅に持ち帰る前の段階、税関担当者の目の前でハサミでジョキジョキ切ったそうだ。

税関からOKをもらった状態の――つまりハサミで表面を削り取られた状態の――マンコ部分には、内部に続く膣穴が見えていた。

穴は付いているが、実用したときの後始末は大変だろう。いっしょに風呂に入って指でかき出さねばならない。主に着せ替え、添い寝用になるのも当然ってもんだよね。

この事件で本人は平然とした顔だったが、その屈辱を想像するに、もうね。編集長カワイソス。
雑誌のネタにもしなかったので、やっぱりショックだったのかも知れない。もう時効だろうから、今ワタシがネタ供養してみた。

後に現れたリアルドール輸入代行業者は、股間部分に容易に外れない偽装用のフタを付け、ツルツルのキューピーちゃん状態で税関通過、その後外し加工で元通りにするようになったと聞く。

 

参考資料
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%BC%E3%83%AB

器具田こする教授
ラブドールとオナホールのR&Dアートユニット「器具田研究所」を運営。メーカーへのアドバイスや技術協力といった説明のしにくい業務でオナニー業界の異常進化を支えている。http://www.kiguda.net/

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