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第七回 「私的パンティジャケットベスト10」

 

 

 15年以上住んだ住居を引き払って郊外のアパートに引っ越すことになり、所有するレコードやCDの売却を余儀なくされている。所謂レア盤の類は殆ど無いので二束三文にしかならないが、20平米の転居先には収納の余裕が無い。何より、半ば無職状態の私はこうして引っ越し代を工面するしかないのだ。

 

 焼酎のロックを飲みながらだらだらと仕分けをしていると、一つの疑問が沸き上がった。なぜ世界にはパンティをフィーチャーしたレコードジャケットが少ないのだろう、と。

 

 考えてみてほしい。水着はもちろん、おっぱい丸出しのジャケットは無数に存在する。ロリータヌードですら、スコーピオンズの『ヴァージン・キラー』、ヴァン・ヘイレンの『バランス』、ブラインド・フェイスの『スーパー・ジャイアンツ』等、いくつかの作品がすぐ頭に浮かぶ。ところがパンティはどうだ。少し蔑ろにされてはいないだろうか。

 

 というわけで、今回は独断でパンティジャケットベスト10を選出させてもらう。あくまでパンティに重きを置いたランキングであり、音楽性の評価とは一切無関係であることをあらかじめ記しておく。

 

 

 

10位

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Jorge Santana『Jorge Santana』
カルロス・サンタナの弟、ホルヘの1978年作。パンティのデザイン自体はいかにもラテン風。薄いピンク色とモデルの肌が美しいバランスを生み出している。

 

 

9位

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スパルタローカルズ『水のようだ』
厳密に言うとこれはパンティと言えないかもしれないが、昨今の日本のバンドにはあまり見られない心意気を買ってランクイン。

 

 

8位

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R.Kelly『Black Panties』
R&B界の重鎮、昨今はバカエロなリリックが注目されているR・ケリー。昨年末にリリースされた、その名もズバリ『ブラック・パンティーズ』。限定盤には実際に黒のパンティーが付属されていたが、6,000円超と高額だったため、私は購入断念。通常盤を入手した。

 

 

7位

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Wild Cherry『I Love My Music』
『Play That Funky Music』でお馴染み、ワイルド・チェリーの3rd。バンドとしては『Play That~』のヒット後、すぐに低迷期を迎えた。このアルバムも不発に終わったが、パンティジャケット史では未だ燦然と輝くアルバム。

 

 

6位

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Sweet Apple『Love&Desperation』
ダイナソーJr.のJ・マスシスによる、2010年結成のバンド。2人の女性、白と黒のパンティ、森林。何のオマージュか、分かる人にはすぐ分かるだろう。

 

 

5位

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MJ COLE 『Wondering Why』
トーキンラウドのMJコール、2003年リリースのシングル。この高級感溢れるパンティ…最高だ。ちなみに同年発売のアルバムは同じモデルの上半身バージョンで、シースルーのブラウスから乳首が透けている。しかし私はこのジャケのほうが好きだ。やはりパンティが好きなのだ。

 

 

4位

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中村中『汚れた下着』
とにかくパンティのチョイスが絶妙。穿いているのは所詮マネキンじゃないか、と言われればそれまでだが、ラテンジャズやボサノバのコンピにありがちなおしゃれ系ヌードより、ましてや浜崎あゆみ等の中途半端なセミヌードより、こちらにエロを感じるのは私だけだろうか!

 

 

3位

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Fatback Band『Night Fever』
ファットバック、1976年リリースのアルバム。お気付きの方もいるかもしれない。これは私がこのコラムの第1回で紹介したピコレースパンツではないか!!! ブルセラと70’sファンクは、意外なところでリンクしていたのだ。

 

 

2位

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MOLOTOV『DONDE JUGARAN LAS NINAS?』
メキシコのミクスチャーバンド。音自体に興味は無いのだが、このジャケは素晴らしい。私もエロ本屋時代、これと似た写真をよく撮ったものだ。いや、もしかして私が撮った写真を無断使用しているのではないか? いや本当に。

 

 

1位

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Roxy Music『Country Life』
あまりに有名なロキシー・ミュージックの4作目(1974年)。6位にランクしたSweet Appleの元ネタでもある。両者を比較すると、こちらはパンティの股上が深く、時代を感じさせる。また、黒いパンティを穿いた女性は性転換した元男性である。それはそれで、とてつもなく淫猥な気分にならないだろうか。

 

 以上、私的パンティジャケットベスト10を発表させて頂いた。著名な作品をいくつも洩らしてしまった気がするが、これからタンスの中のリアルパンティを梱包しなくてはいけないので、今回はこの辺で。

 

 

 

住吉トラ象
元エロ本編集者。現在は派遣労働者。60~70年代のソウルミュージック、イイ女のパンツが好きです。座右の銘は「ニセモノでも質の高いものは、くだらない本物よりずっといい」(江戸アケミ)

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