第三十回 「ベッキー」
「ゲスの極み乙女。」の川谷絵音との不倫騒動が原因で、ベッキーが休業するそうだ。
夫が帰宅した際、セックスの真っ最中で結合部がまる見えだったなどと報道された矢口真里でも復帰したのだから、ベッキーもいずれは復帰するのだろう。
取り急ぎ、私が反省文を書いておいた。
ベッキーと面識は無いが、よかったら使ってほしい。
報道関係各位、及び関係者の方々へ
ベッキー
謹啓
平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
このたびは、私の不祥事の件でご迷惑をおかけし、
誠に申し訳ございませんでした。
1月6日の記者会見において、「ゲスの極み乙女。」
の川谷絵音さんとは「お付き合いということはなく、
友人関係」と申し上げましたが、この件につきましても
訂正させていただくとともに、深くお詫び申し上げます。
私と川谷絵音さんは報道前より肉体関係がございました。
川谷絵音さんは、私がこれまで交際した男性の中で
最も大きなペニスの持ち主です。
硬さ、カリの張り具合、反り、艶が申し分なく、
20センチはあろうかという川谷さんの逞しいペニスが、
私のGスポットからポルチオを直撃しますと、頭の中が
何度も真っ白になりましたことを、ここに報告いたします。
私がオーガズムに達しましたのも、川谷さんとのセックス
が初めてであり、女の歓びを知ったせいでしょうか、
「綺麗になった」、「色気が出てきたね」と周囲から
言われ始めたのも、また事実であります。
30才を過ぎて、そろそろ、これまでの清純派のイメージから
脱却し、大人のベッキーを皆様にお見せしたいと考えておりました
当方といたしましては、1月6日の記者会見の場は、
大いなるチャンスととらえ、洗いざらい事実を告白することも
直前まで考えました。
しかし、スラッシュメタル四天王の中でも頑なにデビュー当時
からの音楽性を貫いているスレイヤーが「変化なんてものは、
徐々にしたほうがいい」とインタビューで答えていたことが
頭をよぎり、あの場では真実をお答えすることができませんでした。
蝶野正洋選手は、3度目のG1クライマックス制覇後、
突如ヒールに転向し、黒のカリスマとして幅広く認知される
ことに成功しました。
今思えば、蝶野のほうでいけばよかったと、後悔しております。
また、川谷さんとのLINEで、離婚届のことを「卒論」と称し、
やりとりを行った件ですが、直前まで吉岡秀隆の尾崎豊継承路線
とは何だったのかということについて二人で爆笑しておりました
ことから、尾崎豊といえば「卒業」、そこから「卒論」に発展したもの
であり、特に深い意味はございません。
元々、公開前提で書いたものではございませんので、
この件につきましても、ご容赦くださいますよう、お願い申し上げます。
私事ではございますが、復帰させていただくにあたり、
サンミュージックを退社し、新たに設立いたしました
ベッキービジュアルプランニングからの再出発となります。
サドっ気の多い男性向けのアダルトビデオ制作も手がけて参りますので、
こちらのほうもご支援いただければ幸いに存じます。
また、川谷さんの名誉のためにお伝えいたしますが、
川谷さんは大きなペニスのみに頼ったセックスをする方ではなく、
前戯のほうもかなりのテクニシャンです。
挿入前に必ず3回イカせるという信念を持っており、
クンニの達人でもあります。
私のマン汁を大量に飲んで女性ホルモンを摂取しているせいか、
「ロマンスがありあまる」のサビの高音が楽に出せるように
なったと言っていました。
川谷さんの音楽活動にも、ささやかながら貢献していきたいと
思っておりますので、彼のファンの方々も変わらぬご支援を
いただければ幸いです。
私もけんちゃんも、今回の件について、未だ頭の中が整理
できていない状況の為、報道関係の皆様への対応につきましても、
至らぬ点が多々あるかと存じますが、二人で話し合いを重ね、
皆様にご理解いただけるよう努めて参りますので、
どうか温かい目で見守ってくださいますよう、お願い申し上げます。
けんちゃんは今日も激しく私を求めてきました。
なんで私的なLINEのやりとりが公表されるのかと憤慨する気持ちが
そのまま性欲に変換されたようで、激しい腰使いの後、たった今、
私の中に怒りの液を放出しました・・・
敬具
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- 殿方充
- 芸人。「浅草お兄さん会」第6代チャンピオン。「下ー1グランプリ」第1回、第3回優勝。4才よりオナニーを継続中。
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- 第二十二回 「ヘヴィメタル」
- 第二十三回 「便意」
- 第二十四回 「妄想SEX」
- 第二十五回 「報道被害」
- 第二十六回 「春画」
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- 第二十八回 「再生」
- 第二十九回 「抱負」
- 第三十回 「ベッキー」