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第二十三回 「アダルトVRフェスタ」

 

 

■ 現実と折り合っていく仮想現実

2016年6月12日開催の「アダルトVRフェスタ」は大盛況だった。
すごい行列で、近くにアイドルのお渡し会でもあったのかと思いましたよ。開場15分で入場中止とか。
VR、仮想現実感。一般人にとっては「未来のなんだかわかんないけどすごいもの」だろう。
さあワタシにも参考にさせてくれ!!

 

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最初のブース。
「時速60キロで走る車から手を出したときの風=おっぱいの感触」という都市伝説をシミュレーションしていた。
ダンボール箱の中にセンサと送風機が仕込んであって、箱の中で手の平をお椀のような形にし、もむジェスチャーをすると強い風が当たり、バーチャルおっぱいを感じるという。

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◎画像公式サイトより

 

……仕組みはトイレのジェットタオルですねこれ。
そもそも都市伝説からして「ちがうよ、全然ちがうよ」案件なのだが、送風機のノズルの距離が近いためか、風圧分布におっぱいの丸さがなくて「ぶっとい柱状の何か」がまっすぐぶつかってくるというイメージ。さらに送風機の音がでかい。500ワットだって。掃除機掛けまくってるのと同じだから、自室で使うのはためらわれる。都市伝説の検証ギャグに加えて、VRをもシニカルな笑いにしているのではないだろうか。

送風機の刺激といえば、ワタシにも経験がある。エアバッグの中に強い風を吹き込んで膨らませ、ちんちんをやさしく包むというメカである。パイズリみたいなもんですな。掃除機2台からターボファンを取り出して作ったけど、やっぱりうるさいだけで実用にならないという結論だったですよ。残念、そこはワタシが13年前に通った道だ。

 

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◎2003年当時、ワタシがモーターとペットボトルで作ったもの(わかりにくい)。アナルに挿入するセンサー棒に反応してちんちんが風圧で包まれる

 

仮想現実で触覚の再現をしているのは送風おっぱいくらいなもので、あとはオナホとか既存のものを視覚とシンクロさせる展示が多かった。
現実を感じる五感の中で、視覚偏重になっているのだ。

 

視覚だけを取り出した仮想現実は、没入視(イマーシブビジョン)と呼ばれる。枠のないテレビ画面というか、プラネタリウムにいるような視界だ。
全天球のカメラ2台で撮影した映像から前の視界だけを切り出して、ヘッドセット(オキュラス)に仕込んだジャイロで視界を連動させる。スマホを目の前に固定して簡易的なヘッドセットにするキットも展示されていた。ドットが粗いが、これもイマーシブと言えなくもない。

 

この仕組みの実写VRはシンプルでわかりやすく、パッケージ化しやすい。
ただしそのイージーさは逆に危ういよ。仮想現実という名で、その実はビデオの改良版でしかないのだから。
現実と言いながら、自分は周囲を見回すだけで、その世界をウォークスルーできない。近寄ったりしゃがむことすらできない。女優のスカートをめくることもできない。
それではオキュラスの無駄遣いという気もするし、たとえオキュラスが普及したとしてもコンテンツ配信がLPEGという閉じたシステムで行われるのはまずい。
また、映像にモーションチャンネルを加えるにしても、国際的に標準化された方式でやらねばガラパゴスだ。普及の妨げになる。
こういった点を考えると、8年ほど前、家電量販店でごり押し展開された3Dテレビの失敗が強くよぎるのだ。

 

お前ら、ブルーレイの次くらいの気持ちでVRをやってないか?

 

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◎実写VR体験のイメージ

 

■ ビデオなのか? 世界なのか?

同じオキュラスを使った展示でも、3Dモデルから生成する仮想少女の方が能動的にのぞき込めるなど、自由度が高く、期待度が高かった。

エアダッチにスマートフォンを装着し、スマホのジャイロとオキュラスのジャイロで相手少女と自分との位置関係を検出、正常位や後背位を体験できるという展示は2次元派の需要に高いレベルで応えられていると感じた。

長期的に成功するのはやはり、こっち側だろう。 

ユーザー側が創作されたものに乗っかったり、カスタマイズもする文化の上でなら、最初から作り物とわかっているぶん、自分の都合のいいリアリティに没入できるというものだ。位置センサーだけという限られた情報から、少女の髪の揺れ、腕の動きなど都合のいいモーションが選び出される。それで至福が演出できるんだから、方向はまったく正しい。

腹筋トレーニング器具を組み合わせて、ポリゴン少女のスカートの中をのぞき込むなどの応用展示も面白かった。

 


◎出展者様が公開している動画、不都合ありましたら削除しますのでご連絡下さい。

 

視覚VRは今後もより精密で、派手になっていくのは確実と感じた。
オキュラスを装着し、ゾンビのように虚空をつかむおじさんたち。

手を伸ばしても虚空。咳をしてもひとり……そうなんだよ。今は虚空であることを珍しがって楽しんでるけど、触覚はどこへ行くべきなの?

嗅覚ならタマトイズが得意とするところだろう、VRブームに対して、商品でどうアンサーを返す?

ちなみに人工おっぱいとの組み合わせ展示は1件しかなかった(ワタシは電池切れで体験できなかった)。

オナホの作り手は、熟してきた視覚VRといかに連携していくか。
もちろん、VR側がオナホを認識するような進化もひとつの方向だろう。

でも待ってほしい。
ワタシは現状のVRは、催眠オナニーに非常に近い分岐点を持つと考えている。

実写で見たような、ウォークスルーできないVRは、催眠状態で金縛りで性的に責められる状態と等価だからだ。
何を言っているんだ、という人には、仮面ライダーの改造シーンのエロさを想像してもらえばいいと思う。
首と目玉だけは動く。でも残りはなすがまま。
楽だし何をされるかわからないという甘美さ。自分は一切動かないのに勝手に女がまたがってきて腰を振る。

 

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両手が自由に使える新感覚のえっちなVRゲーム「なないちゃんとあそぼ!」公式サイト

 

実写VRで虚空をつかむのは野暮だったのかも知れない。これに催眠導入を組み合わせて突き詰めると、ちんちんへの刺激なしでさえ射精できる希望が見えてくる。

もうひとつのウォークスルーできるアニメ系VRは、世界と対話ができる。上映時間が決まった映像記録ではなく、自分が責めたいだけ責めることができる。
となれば、オナホ+ドールの方向に行くだろう。それはもうラブラブな関係のシミュレーションだ。虚空をつかませないために、全身、最低でもトルソータイプのドールがいる。
VR用のドールにゴム製の重いリアルタイプは不適だ。見た目のディテールが要らず、取り回しのために軽さが求められる。空気式ドールは近いが、ポーズが取れないし、服を脱がしたときの感触がリアルでない。今後、このあたりが改良されてくるはずだ。
器具田研究所は、そんな野望を持つメーカーさまのサポートをいたします(宣伝)。

 

参考文献
・アイドロイド vol.7, コアマガジン, 2003
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器具田こする教授
ラブドールとオナホールのR&Dアートユニット「器具田研究所」を運営。メーカーへのアドバイスや技術協力といった説明のしにくい業務でオナニー業界の異常進化を支えている。http://www.kiguda.net/

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