第17回 「ニュース」

 

 

2014年の大晦日にこれを書いている。

 

12月生まれの私は先日、44才になったが、10代の頃と変わらないか、それ以上にスケベな事を考えている。

 

寒い時期はポコチンを出すと冷えるので、あまりシコらなくなったのは、賢明になったのか、それとも老化なのか。

 

若い頃は今よりシコりまくってはいたが、読書や映画鑑賞にも時間を割いていた。

 

今は集中力が続かず、本や映画を途中で投げ出してしまい、シコらないまでも、スケベな事を考えながらポコチンを撫でたりしている。

 

知性も覇気も無い、ただスケベなだけの何かに私はなってしまったのだろうか。

 

2014年も様々なニュースがあったが、最も印象に残っていることを思い浮かべる。

 

小保方さんは乳がデカそうだ。

 

事件の表層すらなぞっていないことに、我ながら愕然とする。

 

2014年、私は生きていたのだろうか。

 

他にも何か覚えているはずだ。

 

阪神の和田監督が不倫相手に送ったメールはキモかった。

 

調べると、これは2013年のニュースだった。

 

三鷹の女子高生のマンコ。

 

これも2013年。

 

新日本プロレス所属のタイチ選手が不倫相手からキス写真やラインでの会話などを晒された。

 

これは2014年だ!

 

このニュースをプロレスに関心の無い知人に話したところ、予想外の食いつきで、その後も女が色々暴露してるぞ!と、続報をその知人経由で知るという出来事があった。

 

年のせいか、ほのぼのとした出来事は忘れっぽいのだ。

 

矢口真里の復帰も2014年だ。コラムにも書いた。

 

私は2014年、確実に生きていた。

 

しかし印象に残っている出来事が男女間のもつればかりとは・・・

 

と思っていたら、週刊文春が、NHKのお天気お姉さん岡村真美子に“変態ダブル不倫”発覚!と報じていた。

 

記事によると、岡村さんは2人の妻子持ちの男性と同時に不倫交際していて、1人が寝取られフェチのため、もう1人とのセックスを覗かせていたというのだ。

 

部屋に忍び込ませる前に、玄関にティッシュを置いておいたとのことだが、矢口真里の「出し入れもハッキリ見えていた」という報道といい、近年の不倫報道は、情報が漏れすぎだ。

 

おそらく2015年以降も、この傾向は拍車がかかっていくのではないだろう か。これでは私の中のスケベ度合いも増える一方だ。

 

岡村さんの古くからの知人によると、岡村さんは「一日のうち八割はエッチなことを考えている」と言っていたそうだ。

 

岡村さんは国立音楽大学出身で、気象予報士でありながら、ピアニストとしても活動している。

 

一日のうち八割はエッチなことを考えていても、残りの二割を頑張り続ければよいというのは、私にとって朗報だ。

 

惜しむらくは、私は岡村さんの出演するニュース番組を全く見ていなかったことだ。

 

今回の記事は、岡村さんを知っていたかいないかで右手の力の入り具合にも差が出るというものだ。

 

子供の頃、バラエティ番組を見ていると、親に「ニュースを見ろ」とよく言われた。

 

シコり終えて冷静になった頭で考えると、親が言っていたのは、こういうことだったのかと、今ならよくわかる。

 

 

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殿方充
芸人。「浅草お兄さん会」第6代チャンピオン。「下ー1グランプリ」第1回、第3回優勝。4才よりオナニーを継続中。

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